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whathifi.comが言うように、Oli10は中高域の軽さやキレを感じさせるが、低音の深みを表現することに関して他に譲ることになり、その要因はエンクロージャーやユニットが小型化されていることにあるが、背後の壁との距離を適切に取ることによって、音の重みを改善することは可能であった。以下の写真は配送後に初期不良がないかどうかを確認したときの様子を示している。

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それで5.1chだが、それが2chや3.1chと異なる点は、サラウンドが追加されることによって音の広がりが明瞭に表現されることにあると感じていたが、前後左右から音に囲まれる状況を意図していなかったことやコンパクトにその音場を収めることを考慮していたために、フロントの上部にサラウンドスピーカーを配置することになった。以下の写真はその配置を示しており、改めて眺めてみると窮屈そうだなと感じるときもあるが、これからのんびりと調整をしていけば良いことだろう。

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メーカーが推奨していたことは音色を統一するために同一のシリーズでホームシアターを組んでくださいといったことぐらいだったが、その時その時の経済状況を鑑みながら1年ぐらいかけて徐々にシステムを構築していくのは結構な忍耐力を要求されるものだったなと振り返ることがあった。

whathifi.comではマーラーの交響曲第10番やフレンドリー・ファイアーズの「リヴ・ゾーズ・デイズ・トゥナイト」などを聞いてみることを勧めていたが、実際に最初に試し聞きしていたのは今から10年ぐらい前のノラ・ジョーンズのアルバムだったように記憶している。もちろんそれだけでは分からないことが多々あり、フォーカルのコーラスが男性ボーカルを得意にしているように感じていたことと対比させると、Oli10は女性ボーカルやピアノが合うかもしれないと感じることがあったが、その辺りの感じ方はそれぞれだろう。

今後どうするかだが、しばらくエージングの作業を行なってから、その時にその後のことを考えていくといったぐあいでも構わないだろう。今回はファースト・インプレッションとは異なるので、こんな感じのレビューになったが、また何か考えることがあれば続編に続くことになるかもしれない。

それでは。

Focal Chorus 705Vが配送されて

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フランス語のみで意思疎通をすることになり、現地の取次店であるHifissimoと取引することになったのは、海外発送が可能であったこともそうであるが、内外価格差が2倍を超えていたことや、ドルもそうだがユーロが比較的安かったことを背景にしており、それを巡る理由はさまざまな形で存在していた。

振り返れば諸問題の連続であったとの認識を抱くことがあり、それはインターネット上で発注内容を訂正したときに、発送先の国がデフォルトであるフランスに自動的に変換されてしまったことや、郵便番号が7桁であるため000-0000と入力すると000-000と認識されてしまい、0000000と訂正する必要があったが、それを依頼すると送り状における表記がCP=0000000となり、日本の運送会社が読める通常の表記とは異なり、つまり日本側で再度送り先を手入力し直す必要があったことなど、フランスと日本における生活習慣の違いをあらゆる面で再認識する機会につながっていた。

現地の担当者とのやり取りを通じてこれらの課題を1つ1つ解決していったが、それに対して1ヶ月ほどの期間を要し(当然すべてフランス語での話だった)、先方に対する守秘義務といったものを考慮すると詳細について述べることはできないが、その1ヶ月の間にメールでのやり取りを重ねた回数が総計約38回、フランス側と1日の間に約7往復する日々が何度か存在していたことから察することができるように、忙しい日常の中いわゆる大学教育とは離れ継続的にとっさにフランス語で書く力といったものが要求されていたかなと考えることがあった。そして仕事から帰ってきて(大体午後10時から11時ごろ)用件をメールにまとめて先方に投げ、翌日またその対応をするといった継続的なやり取りを通じて徐々に課題を解決していく粘り強さといったものを求められていたように感じることがあった。

また配送業者としてChronopostを利用する形になったが、日本側におけるFedExとの扱いの違い、つまり英語表記なら税関でさほど問題が生じにくいだろうと思われるが、フランス語表記になると日本側の現場の人は通常それを理解できないため、1つ1つ説明責任を果たしていかないと無用のトラブルを生じさせかねない懸念があったことなど、非英語圏の言語に対する日本側の環境の使い勝手について改めて考える機会につながっていた。ところで下の写真は配送された梱包の中身の一部になる。

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梱包を解き48時間以内に商品に瑕疵がないかを確認し先方に報告しておかないとその後の話が面倒になるので、アンプにつないで故障がないか等のチェックを済ませた後の状態が下の写真になる。

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総じて言えることは海外への銀行振込1つとっても郵便局経由ならば先方の口座登録住所を要求されることから理解されるように、ヨーロッパ圏内の人、モノ、カネの移動ほど円滑に進まない仕組みが日本に存在していることを再確認することになったが、そのヨーロッパといえどもフランスとイギリスにおいて国際的なクレジットカード決済が利用できるか否か(前者は否だが、後者は是といったこと)等に見られるように、国際送金に対する各国の規制の在り方の違いを浮き彫りにさせる機会でもあり、よく言われている閉鎖性といった問題は日本に対してのみ存在している訳ではなく、事情は各国とも様々であるといった見方に落ち着いていた。ところで下の写真はまだスパイクを履かせていないがセッティングをした後の様子を示している。

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インターネット・ラジオ、YouTube、音楽等の再生環境の話題に移るが、上の写真に見られるようにNR1403にChorus 705Vを繋いでおり、音場補正としてAudysseyを利用した状況だと、例えばRoth AudioのOli10をオンキヨーのデジアンに繋いだ環境と比較しても、さほど迫力や艶に差が見られる訳ではなく(もちろんデジタル接続とアナログ接続の違いは明確だが)、まだ慣らし運転の最中であるため詳細な点に言及できる状況ではないのだが、音場補正を行うときに測定を何度か繰り返して、そのパラメーターを確認した上で、気に入った音質のパラメーターを採用すれば良いといったことに留意すれば、NR1403の活用法としてはあながち大きく間違ったものにはならないだろう、つまりAudysseyをうまく活用できればそれに対する評価は別にして手軽にコンテンツを楽しめるツールが増えるといった利点の恩恵を享受することにつながるだろうといった見方に落ち着いていた(これはセッティングや設定の改善の意義を否定している訳ではなく、気に入った環境を構築する方法は1つではないといったことを含意しているのみである)。

傍目から見れば、ややサイズが大きいかなといった感じがしなくもないが、いずれ目が慣れる時期がくることもあるかもしれない。目が慣れる前に耳が慣れるのかその辺は定かではないが、耳を慣らすためにあちこち聞きに行ってみようと思い、外に出掛けてみたところ、アキヨドではFocalのコーナーが改装中でトールボーイが何本か並んでいるのみだった。前回同様、話はこれからといったことになるのだろう。

機会が許すならば、この続きを改めて記してみたい。

それでは。

Roth Audio Oli10が配送されて

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海外発送に手慣れた取次店といったことでAudio Affairを利用したが、24時間以内に発送するといった触れ込みと異なり、メーカー側の供給体制における偶発的要素(つまり突発的な需要に対する数週間の遅れ)に気付いたのは数回のメールでのやり取りを通じてもらちがあかず(そうは言ってもFedExからTNTに配送オプションを変更するといった要望には応じてもらったのだが)、取次店に直接電話で問い合わせをした後のことだった。以下の写真は配送されたスピーカーになる。

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音にこだわりコンテンツを楽しめないのは本末転倒だろうといった考えを抱いており、他方ヨドバシ秋葉原店のさわがしい雑踏の中でスピーカーの音の良し悪しを判断するには少々環境が好ましいものではなく、どのスピーカーの音も類似して聞こえていたといった現状を鑑みると(例外はいくつかあったが)、あえてケーブルにこだわる必要はなかったかなと考えることもあるが、Oli10にはスピーカー・ケーブルが付属している訳ではないので、結果的には必要なものを購入していたことになる。以下、それほど太いものではないが、小型のAVアンプ(例えばSA-205HDX)だと、ぎりぎり刺さるといった太さであるSTUDIO497Mk2の写真になる(Oli10にバナナプラグは必要なかった)。

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そしてその音に対する評価になるが、費用を考えれば高望みするべきものではなく、その小さなサイズや開発側での位置づけを考えても同様の話になるが、実際、CDからMP3に落とした音源とYouTubeを再生した際に生じる音の深みの違い(あえて言えば)を認識することもあったが(そうは言いながらYouTubeをよく見ているが)、CDとMP3の違いやハイレゾとの区別については大きな差を感じることがなく(情報量として10分の1や数倍といった違いがあることを十分に認識しているのだが)、最初の話に戻るが、普段聞いているALTEC製のアクティブ・スピーカーとの比較が許容されるなら(これも強引な比較であるとの視点を十分に承知しているが)、それぞれの楽器を通じた音が粒としてより明確に認識されるようになったとまでは言い切れるが、それ以上は人によりけりだろうといった感想に落ち着いている。

そうは言っても聞こえた音を視覚化できないかということで(視覚化できるものが全てであるとは言っていない...)、それは集音マイクの質にも依存し、他方で色々課題があることを承知しているものの、以下のフリーソフトを用いてみた。

Analysis01

下段の横軸が音の高低を示す対数目盛になっており、それゆえ低音部のサンプル(下図の左側)がまばらになっており、一方縦軸は音量を示しており、他方上段のグラフは音源の時系列における変動を示している。これをどう評価するかだが、それはスピーカーのみで決定されるものではないのであくまでも例にすぎないのだが、1つ考えていることは、手元の集音マイクでは異なるスピーカーを対象にしていても同一の音源といったサンプルであるならばどれも類似した波形を示しており、もう少し機材を揃えた上でないときちんとした比較は難しいであろうといったことになる(話はこれからか)。

機会が許すならば、この続きを改めて記してみたい。

それでは。

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2016・11・15 改訂
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