アルミケースのシルバーに合うカラーのベゼルの内蔵ドライブを探していたのだが、2010年前後ぐらいからシルバー系の新品の入手が困難になっていたようで、ホワイトのPioneerのブルーレイ・ドライブをヤフオクでゲットすることになる。
動作確認済みとの触れ込みだったが、トレイの開閉がスムーズでない点と『ベルリン・コンサート』のブルーレイの『オテロ』から『カルメン』を再生する際に回転音に含まれる異音が大きくなる点が気になっていた。
トレイの開閉については、秋葉原の千石電商に向かい直径25mmの角ゴムベルトを購入し、ゴムベルトの太さについては1.6mmだとゴムの張力が強すぎてモーターが回らず、0.95mmだと軽快にトレイが開閉し、1.2mmだとやや重厚感を感じさせるトレイの開閉スピードになる点を確認しながら、ゴムベルトを交換することで修理完了。
特定のブルーレイ再生時における異音については、レンズ部の反射光を見ないように注意しながらブルーレイ・ドライブを分解掃除し、エアー・ダスターで内部に溜まったホコリ等を飛ばした後、軸に当たるスピンドル・モーター部分のディスクとの接触面と上蓋をウェット・ティッシュで拭いていき、一休み。
ファームウェアを1.13にアップした際のデフォルトの設定がパイオニアの静音モードだったからかもしれないが、ここまでの作業でWindows10でのブルーレイ再生時における異音は解消されており、残された課題はLinuxでブルーレイを再生する際に同様の現象が再現することであったが、カーネルを4.14.18から4.15.3にアップデートする過程でWindows10で実現されていたであろう静音モードが引き継がれるようになったからであろうか、Linuxでも異音は解消されることになった。
中古のBluray・DVDドライブの購入はコワイなと感じていたのだが、当面はこんな感じで手を加えていき、それでもドライブを認識しない等の故障に行き当たれば、それはそのときに新品を購入すればよいだろうとの見通しを抱いており、しばらくは様子をみていきたい。
それでは。
# 補足
ディスク再生時に異音が再発したので、シルバーストーンのケース下部にあるレールにドライブを収納する5インチベイをガチッとはめ込み、ネジをしっかり締めることによって、ドライブのがたつきを抑え、異音を解消することになった。ここに至るまでピックアップレンズのレーザー出力調整からレンズ下部のレールのメンテナンスまで気になった要素を1つずつチェックしていったのだが、物理現象として理解して対処していくことが問題解決の道につながったのだろうか。10年物のブルーレイ・ドライブなので今後も何か色々あるかもしれないが、それはその時に改めて。では。
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