whathifi.comが言うように、Oli10は中高域の軽さやキレを感じさせるが、低音の深みを表現することに関して他に譲ることになり、その要因はエンクロージャーやユニットが小型化されていることにあるが、背後の壁との距離を適切に取ることによって、音の重みを改善することは可能であった。以下の写真は配送後に初期不良がないかどうかを確認したときの様子を示している。
それで5.1chだが、それが2chや3.1chと異なる点は、サラウンドが追加されることによって音の広がりが明瞭に表現されることにあると感じていたが、前後左右から音に囲まれる状況を意図していなかったことやコンパクトにその音場を収めることを考慮していたために、フロントの上部にサラウンドスピーカーを配置することになった。以下の写真はその配置を示しており、改めて眺めてみると窮屈そうだなと感じるときもあるが、これからのんびりと調整をしていけば良いことだろう。
メーカーが推奨していたことは音色を統一するために同一のシリーズでホームシアターを組んでくださいといったことぐらいだったが、その時その時の経済状況を鑑みながら1年ぐらいかけて徐々にシステムを構築していくのは結構な忍耐力を要求されるものだったなと振り返ることがあった。
whathifi.comではマーラーの交響曲第10番やフレンドリー・ファイアーズの「リヴ・ゾーズ・デイズ・トゥナイト」などを聞いてみることを勧めていたが、実際に最初に試し聞きしていたのは今から10年ぐらい前のノラ・ジョーンズのアルバムだったように記憶している。もちろんそれだけでは分からないことが多々あり、フォーカルのコーラスが男性ボーカルを得意にしているように感じていたことと対比させると、Oli10は女性ボーカルやピアノが合うかもしれないと感じることがあったが、その辺りの感じ方はそれぞれだろう。
今後どうするかだが、しばらくエージングの作業を行なってから、その時にその後のことを考えていくといったぐあいでも構わないだろう。今回はファースト・インプレッションとは異なるので、こんな感じのレビューになったが、また何か考えることがあれば続編に続くことになるかもしれない。
それでは。
コメントする