衛星放送受信機をブラウン管とDVDレコーダーで代用させていたことや、クーポンでの割引が6,000円を超えていたこともあって、低価格のPC用液晶パネルをテレビ映像用モニタとして流用することについて、しばらく前から考えを巡らしていた(実際のところ問題が多々あろうが、インターネット端末としてノートPCに接続する割合は5〜10%ぐらいだが情報の双方向性に利便性を見出しており、他国も同様だが歴史のある伝統的メディアには問題が多々あるため、情報の一方通行を特徴としている国内向けの放送内容に対し関心を払う意思はないものの、表面上の体裁はともかく報道内容に暗黙の制約を課している状況をある程度は確認しておく必要があることを念頭に置いており、だったら市販のテレビ映像用パネルでも構わないだろうとの視点が存在していたが、ここでは言及を避けるもののメーカーとメディアの相互依存性はともかく、機能に限定して言えば、日本市場では27インチ以下でフルHDに対応させようとすると選択肢は限られたものになっており、他方で国内の大手メーカー特有の国内でしか通用しない独自規格や機能に縛られることを個人的に好んでいなかったことを背景にして、徐々に選択肢を広げていく経過となっていた)。下の写真はEW2730Vが梱包され配送されてきた直後の様子を示している。
箱のサイズは約、73cm(W)、56cm(H)、18cm(D)といった大きさになり、想像より大きなものであったが、地元の電気屋さんで32インチや40インチのパッケージを目にしているとそれほどでもないと考え直すこともあった。また外装に日本語の表記をほとんど見受けなかったが、液晶パネルの組み立て方に各国のお国事情が大きく反映しているとはあまり考えられず、部品を一目見れば然程問題は少ないだろうと考え直すことがあった。下の写真はEW2730Vに付属している部品や説明書になる。
左上から順に、PDF化された多言語のマニュアルを含むCD-ROM、多言語によるクイック・スタート・ガイドなる小冊子(CD-ROM内のユーザーズ・ガイドを参照せよといった日本語を見つければ十分か)、リモコン、右上はモニタベースというかパネルの台座(Windows7対応のシールが貼付されているが、台座の金属部分を保護しているフィルムの上に貼付されているので、保護フィルムごと剥がすことが容易になっている)、下段の左から順に、音声ケーブル(RCA)、電源ケーブル、USBケーブル(USB AコネクタオスーUSB Bコネクタオス)、音声ケーブル(ピンプラグ)、HDMIケーブル、ビデオケーブル(DVI-D)が付属されており、またビデオケーブル(D-Sub)がEW2730Vに直接ささっていた。そして下の写真は電源を入れた直後の起動画面になる。
カメラの設定と画像の色の調整に依存しているが、実際、画面の紫はもう少し違ったものになっており、とは言え雰囲気は伝わるかと考えている。電源ボタンはオフで赤、オンで緑になり、スタンバイでオレンジになっていった。EW2730Vの大きさについては、下の台座にあるCD-ROMの大きさと比較すれば理解しやすいのではないかと考えている。また下の写真は画面をオフにした時のものになる。
画面が暗いが、ここで示されているハーフグレアとはこんな感じであり、ブラウン管ではグレーがかっていたものに対し、黒く引き締まった印象を与えているが、感じ方は人それぞれだろう。映像については、色の調整を含めて設定事項がいくつかあり、AMAをオンにしていれば、YouTube、デジタル放送、アナログビデオ等の再生に関して問題を感じなかったことを追記する。
また後で気が付いたことだが、日本国内のDVDレコーダーとBenQのパネルとの連動機能について一言申し添えたい。一般にHDMIを介してDVDレコーダーと液晶パネルを接続するとき、同時に電源をオンにすることができたり、他方でオフにすることが可能になることがあるが、それはDVDレコーダーとパネルが同一メーカーであるときに限定されるといったことではなく、EW2730VのCEC機能をオンにし、国内のDVDレコーダーのリンク機能をオンにしておくと(例えばブラビアリンクであれ、レグザリンクであれ)、レコーダー側の電源をオンにするとパネルもオンになり、パネル側の電源をオフにするとレコーダーの電源もオフになることから、ヨーロッパのP50を参考にしたとされている技術進歩の恩恵を感じ取るときがあった。そして下の写真はBenQ Service Pageの写真になる。
このサービス・モードに入り、ロゴをオンにしたりオフにしたりするためには、各入力端子からパネルに映像信号を流した状態で、パワー・ボタンとメニュー・ボタンを同時に押し、その後パネルに像が映し出された状態でメニュー・ボタンを押すことを必要としていたが、ノートPCと接続し、HDMIを通じた連動機能が効いていない状態で設定を進めるならば、問題は少ないであろうと考えることもあった。
他にも色々述べることがあるかもしれないが、それは機会があれば別の機会に申し添えることになるかもしれない。さしあたりこの辺で。
では。
コメントする