前段の記事でバブル経済とは、異時点間の資本移動と
いった枠組みを用いて考えるならば、将来の資源を現時
点で活用する経済活動を指しており、現時点での産業間
の資源配分の枠組みを基礎にして考えているため、将来
の時点ではその資源配分の枠組みの在り様が効率的でな
いといった問題に直面する可能性があり、やや大袈裟な
例を用いるなら、将来の豊田市や日立市がこう言っては
語弊があるかもしれないがアメリカのデトロイトが直面
しているだろうと伝えられている現状克服の苦しみの中
にあるであろう可能性を十分に考慮した上で資源配分を
行う必要がある訳だが(適切な例でないかもしれないが
炭鉱都市として発展した夕張市の在り様を考えると分か
りやすいと言ったら、それは不適切な例だろうか..)、
現時点では将来の産業構造の変遷について技術の革新が
いつどの分野で行われるのかが未知のため、誤った資源
配分を行う可能性を打ち消すことが難しい問題になり、
結果として誤った資源配分が技術の革新に必要とされる
土壌を失わせる方向に作用していないかといったことが、
現在約20年続いたと言われている経済的停滞の背景に存
在していないだろうかといったことを考えるときがあっ
た(つまり、大概バブルの当事者は短期の視点で活動し
ているため、長期の視点で活動する姿勢は陰に隠れるこ
とになり、将来における資源配分の効率性が保証されな
い現状を今更ながら指摘している..)。
それで金融だが、雨の日には傘を貸さず晴れの日に傘
を貸すと言われる金融機関の行動の背景にある考え方の
1つに優良な借り手を探しているのだが探し出すのが難
しいマッチングの問題の背景にある情報の非対称性から
なる逆選択の問題が含まれるだろうと考えることがあり、
それは金融機関のジレンマとして昔から言われてきたこ
とであるが、これを顕在化したのが昨今言われている金
融機関の問題に内在されていないだろうかと考えること
があり、それ故に長期化する不況が説明されるとしたら、
そう簡単な話ではないだろうとの考えを抱くことがある。
それでバブルに戻るがアメリカの双子の赤字が指して
いる財政赤字は、言い換えればアメリカ国債のバブルが
アメリカの政治的影響力を背景にして人為的に継続され
てきた結果でもあり、これは他国が模倣しようにも模倣
し難い側面があるから、ギリシアであれアイスランドで
あれ、そういった財政破綻をバブルの帰結として把握す
るなら、それはそういった悲劇が在り得ることが十二分
に在り得ることだと周知ならしめた経緯でもあり、そう
いうこともあるかと我が国の現状と重ねて眺めることが
ある。
17世紀のオランダのチューリップ恐慌にせよ18世紀の
南海泡沫事件にせよ昔から言い表されてきたことが現在
行われている訳だが、新たに生み出さねば何も始まらな
いことは事実であり、それには暫し時間を必要としてい
るといった事実もあり、それを嘆いても何も始まらない
ではないかといった立場に立つことがある。
ここからが今日の課題。
英検対策は語彙とエッセイ。WSGREの正答率は、
6/14。suppliant, 拝む様に、supplicant, 嘆願する人、
surfeit, 過度の、sycophant, おべっか使い、tenuous,
内容のない、tawdry, 派手で安っぽい、toady, おべっか
使い、torpid, 不活発な、sluggish, 怠惰な、等で失点
しており、周回が必要か。
独検対策は語彙と聞き取り。のんびりと進めており、
このペースに変更はなく、そろそろギアを入れ替える
必要もあるのだが、精進あるのみだろう。
明日もがんばろう。
では。
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