大学院時代に一風変わった発表をされる某大学教員の
話を聞いたことがある。毎年発表をされる方なのだが、
1年ごとに説明変数が1つずつ加わっていく深化の状態を
示されていたそうだ。つまり何もない所から1つ1つ綿密
に検証を重ねてそういった経過に落ち着いたのだろうか。
他方で理工系の学生にありがちなことだが、既に
与えられた枠組みの習得から得られる見地から、元来
与えられる枠組みの少ない文科系の学問に数理モデルを
適用する例を眺めて、勉強してないなーとか、停滞して
いる学問分野?とかおざなりな評価を下す例が後を断た
ないことをよく経験する。
誤解を恐れずに言えばどちらも悪い例の1つになり、
つまり何もないところから構築された成果に対し、それ
が単純すぎると評価することは、創造性の価値に対する
否定に繋がるであろうし、創造性の名の下に単純すぎる
成果を提示し続けることは怠慢以外の何物でもないこと
は自明だろう。
若干補足めいたことを述べさせてもらうなら、両方を
満たすとどのようなことになるかと言うと、双方から
攻撃を受けるといった展開になり、能ある鷹は爪を隠す
じゃないと生き残れないことは日本社会の有り様が示して
いる通りである(別に愚痴を零している訳ではない)。
それで言いたかったことは何かと言うと、学会発表を
聞いてくるんだったら、説明変数の追加と解釈をクローズ・
アップするのではなく、もっと本質的なことを聞いてくる
のが、時間の有効的な使い方だろうと考えているが、そんな
ことを言っても統計と数理モデルに嫌悪感をもつ外国語
研究者から反感を買うだけなのだろう(嫌みではない)。
それで表題の研究力に戻るが、統計に興味があるなら、
数値計算もしくは数値解析もいっしょに勉強して欲しい、
ユーザーとしての統計であっても構わないが、もう少し
自由に研究が進むはずである(やや独断的に響くがこれ
は個人的な経験から話していることであり、深入りは
しない)。
別に怒っている訳ではないが、ここからが今日の課題。
英検対策は語彙とエッセイ。WSGREの正答率は、
6/20。baleful, malevolent, 不吉な、pedestrian,
quotidian, 平凡な、indolent, torpid, 怠惰な, 無気力な、
mendacity, 偽りの、dross, rubbish, くず、fetid, noisome,
臭い、ascetic, austere, 厳しい、boisterous, 騒々しい、
chauvinist, partisan, 排外主義者, 特定の主義に偏った人、
acerbic, すっぱい、complaisance, 愛想の良さ,
stubbornness, 頑固さ、garrulous, おしゃべりな、
cogent, 説得力のある、contrite, 悔恨の、unrepentant,
後悔の気持ちを表さない、等で失点しており、周回が
必要か。
仏検対策は語彙とディクテ。語彙の正答率は、
9/27。急降下しているフランス語だが、何とか
立て直す必要があり、精進あるのみ。
明日もがんばろう。
では。
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